浅葱の贖罪
私は葉月にそう、気付かされた。

葉月は、やはり、私の守り神だったのだ。

「葉月、ありがとな。」
私が突然そう言うと、葉月は首をかしげ、

「うん?」
と言った。そんな仕草もいちいち可愛らしい。

「葉月がここに戻ってきたこととても感謝している。」

私がそう言うと、葉月は少し照れたような顔をした。
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