浅葱の贖罪

逢うたびに…

1864年6月5日、夜

「歳、鴨川沿いの料亭は、お前に任せた。」

「あぁ。わぁってるよ。かっちゃん。
かっちゃんは、高瀬川沿いを頼んだ。」

私達は、目を合わせて頷いた。

そして、私は、総司や新八をはじめとする剣客揃いの集団で、高瀬川に建ち並ぶ料亭をしらみ潰しに片っ端からさがした。


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