浅葱の贖罪
「何年前の話ですか?
土方さんは、未だに私のことを惣次郎だと思っていたのですか?」

総司は不貞腐れた顔で言った。

「おらぉ、てめえが殿内を殺った時から、総司を認めてるぞ。」

歳は、少し小馬鹿にしたように言った。

「だったら、何故?」

「俺らがそう思っていてもな一人、まだ惣ちゃんと呼ぶ女がいるだろ?」





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