浅葱の贖罪
総司は頬を膨らませて俯いた。

私はこの時ようやく総司が葉月に対して

恋愛感情を抱いていると気付いた。

そして、それと同時に歳が言っていることも分からなくない気がした。

先程の頬を膨らまる癖のように、

総司はどこか子供らしいのだ。



それに、葉月にとって総司は弟分のような存在だ。

葉月の目には、総司は男として一人前に映っていないのかもしれない。



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