浅葱の贖罪
「永倉くん。剣をあわせようじゃないか。」

道場へ行き、池田屋事件後も、毎朝欠かしていない

素振りをした。

一人の道場ではその音がやけに大きくきこえた。

幾分か私が集中していると、道場に人の気配がした。

そこには…

永倉くんがいた。



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