浅葱の贖罪
「近藤局長は大阪城で総司と葉月と共に療養を

なさるように。」

トシから放たれた言葉は胸に強く突き刺さった。

「……お受けいたす。」

だが、トシにも面目はあるし、信頼もある。

新選組の大戦に私は出席出来ないだろうという

屈辱を私は味わうのだろうが、トシの策なら仕方あるまい。

< 235 / 255 >

この作品をシェア

pagetop