浅葱の贖罪
新選組いや、甲州鎮無隊のことを心配するのが

局長としての、武士としてのあるまじき姿なのであろう。

しかし、隊は歳に任せたから、心配あるまい。

私がそれより心残りなのは、葉月の遺体だ。

私は私よりも若く、先に逝った葉月を私は葬ることが出来なかった。








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