浅葱の贖罪
「葉月、また出かけような。」

私が葉月にそう尋ねると、彼女は言った。
「そうですね。私もまた、勇さんと出かけたいです。」

ゆっくりと時間が流れていった。

いや、時の流れは早く、逆らえなかったものだったかもしれない。






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