浅葱の贖罪
1862年
私とつねの間には、子が生まれた。私とつねが交わったのは、たったの一回だ。

私も、若い頃は、歳と遊び回っていたが、驚くほどに性に淡白になっていた。

処女を奪うのは、さすがに気が引けたが、一回交わって、子が出来ないなら、止めようと思った。

だが、見事につねは、子をつくった。






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