異世界で怪盗っすか?!
「サンキュな。始末屋と・・コト。」
そのプレアの言葉で、琴は我に返った。
琴は初めて、別の世界にふれたのだ。
その実感がわいてきた。
と同時に、ここが異世界なのだと自覚する
これから、どうしよ・・
野宿してもエエけど、さっきみたいなんが出たら敵わんしなぁ
「さて、私はこれにて失礼いたします。」
そんなことを考えている時に、シーナはそう言う
そうか
シーナとはこれでお別れなんや・・・
なぜか、琴のそんな思いが胸をよぎった。
さっき会ったばかりのシーナなのに、
何年もの間待ち続けていた友達のように感じるのだ
友達・・というよりも、もっと身近なものに
「あの・・さ・・・。うちも連れていってくれん?」
いつの間にか、口からそんな言葉がでていた