異世界で怪盗っすか?!


後悔した。

まさか、そんなことを言う気だとは、自分でも気づかなかった
いつの間にか、口に出ていたのだ
たしかに、シーナについて行ってみたい、と思った
でも・・


絶対、無視されるっ
その上、冷たい目でギロッて睨まれるわぁ


でも、言った言葉は取り消しできない。
琴は、無視されることを覚悟でシーナのほうを向いた。
そして、もう一度言う


「うちも始末屋になりたいっ!」





いや・・
この言葉は嘘やけどね
なりたいわけないやん、始末屋なんかに
こう言ったほうが連れて行ってくれるかなぁ、やなんて・・


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