ずっと好きだった。でも今は彼の事しか見えない。
重要なのは、女の子と遊ぶ事だった。

これまでのスタンスとは違う。

これまでの、「異性は汚い存在」という建前を帳消しにして、僕たちは女の子を受け入れた。

それは思春期の始まりだった。

でも彼女たちはそんな僕たちの微妙なスタンスの変化を、とっくに超越していた。

結局僕達は、ずっと追いつけないままだった。
< 12 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop