ココロ
僕はココロの言おうとしていることがわかってきました。


「ボクはまた新しい子のトコロへ行かなくちゃ…あのね。ボクはいつだって、キミの胸の中にいるよ。だって、ボクはキミのココロだもん。」


「待って…待ってよ、ココロ!!」



僕は手を伸ばしましたが、ココロは消えてしまいました。


僕は泣きました。いっぱい、いっぱい泣きました。


胸に手を当てると、少しだけあったかい感じがしました。
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