虹の翼
「汗を洗い流したくて。ごめんなさい。」頭は下げずに(身分が~とかで皇族が頭を下げてはいけないんだと。この体の記憶にあった。)
「さて、ケイオス樣、朝食は陛下、ならびに皇妃殿下と取るようにと陛下からの言付けがございます。契約神徒樣のお食事はいかがしたしましょう?」
__ご飯?主と一緒でね。私たち神徒は契約した主と一緒の食事を取ることで魂のつながりが強くなるのです。
「ミオは僕と一緒の食事を取るって。」
一応、代弁しておく。
「畏まりました。」優雅に一礼したマーサは皇族専用の食堂へと足をむけた。
「ミオ、おいで」と言い、左腕に魔力強化(その場合は魔力を流すだけだから陣はいらない。)してミオの爪が食い込まないようにした。
左腕にミオが乗ったのを確認してから(つばめサイズだからかすごく軽い。)俺も食堂へと足をむけた。