虹の翼

「シエル・サーヴィランス………ケイオス、貴方、契約出来たの?シエル・サーヴィランスは決して契約出来ない神徒樣、ということでしたのに………」シェリシア姉さんが呟いてる。

「シエル・サーヴィランスの属性は火と土以外の6属性です。契約魔術の行使に必要な条件を満たしてなかった………それだけでしょう。」紅茶を飲むとミオお皿にあった柑橘類の入ったパウンドケーキをミオと半分にして半分をミオの食べやすいように切るとミオにあげた。

パウンドケーキを啄んでるミオを見て癒されてるとシェリシア姉さんが

「パウンドケーキをあげても良いの?」

「はい。そうすることで魂のつながりを強くする、とのことです。」

__主、あの事を言った方が宜しいのでは?

「そうですね…ケイオス、今、アリオスとヴァンと行っている事を話しなさい。」

「分かりました。…シェリシア姉上、フェリシア姉上、護衛役、女官の皆。今行っている事を話します。」

そんな前置きをしてから改めて貴族の粛正している事を話した。

「今後、母上や姉上方には危険があるかも知れません。護衛役の人たち、女官の人たちもなにが起こるか分からない。貴族たちに足を掬われる事もあるかも知れない。」そう言うと護衛役、女官の人たちも一礼した。
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