虹の翼
「殿下、それは__」
「策はある。ーできるな?」まぁ、無理やり頷かせた感はあるがこれしか方法は無い。
ファナルティスが解毒の陣を展開したのを確認した俺はファナルティスの属性をみた。
(水、か。)__なら。
俺はその解毒の陣の強力にするよう、相性の良い光と風の陣を展開した。
水、風、光の順番で陣は3重になり、解毒の陣は一際眩い光を放つと落ち着いた。
……成功した。
「成功…した、」すっとんきょうは声を上げるファナルティスに
「後はそちらに任せても大丈夫だな?」
「………あ、はい。それでは、殿下。」といつの間に来ていた兵たちの手を借りて同じ学問研究所の中にある医術室に行った。
_主のお父様からの手紙を預かって参りました。
そう言うミオは足に光の球を掴んでいたから手を出して「ありがとう」と言ってから光の球を俺の掌に転がすと光が弾けた。
(まさか光幻珠を使うとはな……)