虹の翼
この空気を壊したくないが………はぁ、仕方ないか。姉上たち自分たちの下に書かれ始めている魔術陣に気付いて無いみたいし。
「姉上、ルキウス義兄上。いい加減、足元の異変に気付いて下さい。」
そう言って漸く気付いてくれた2人は不思議そうな顔をしているが、陣が完成し、強く発光したら姉上と義兄上の左手薬指の付け根を1周してから手の甲、まぁ、そこからは見えないが左腕を伝って心臓の真上にまで契約紋が描かれているだろう。
「ケイオス、これは?」姉上の不思議そうな声で聞かれて
「それは契約紋ですよ。姉上。それはルキウス義兄上との結婚は喩え神であっても容易には覆せない。詳しい事は父上と公爵の居る場でご説明します。」そう言った途端にノック音。……俺の護衛役が父上に知らせて人を送り込んだんだろうな。
「姉上、ルキウス義兄上。いい加減、足元の異変に気付いて下さい。」
そう言って漸く気付いてくれた2人は不思議そうな顔をしているが、陣が完成し、強く発光したら姉上と義兄上の左手薬指の付け根を1周してから手の甲、まぁ、そこからは見えないが左腕を伝って心臓の真上にまで契約紋が描かれているだろう。
「ケイオス、これは?」姉上の不思議そうな声で聞かれて
「それは契約紋ですよ。姉上。それはルキウス義兄上との結婚は喩え神であっても容易には覆せない。詳しい事は父上と公爵の居る場でご説明します。」そう言った途端にノック音。……俺の護衛役が父上に知らせて人を送り込んだんだろうな。