魔法使いの森と魔女の館
バラの館
眠くなりそうな午後の昼下がり.
五月の柔らかな風を受けて、暖かな日の光がガラス戸から見える街並みを輝かせてる。
きっと風の色は緑色に違いない。
本業休業の看板の掛かる、雑貨屋「メル」
今日も私は、この「メル」でお店番。
三日前から風邪で寝込んでいる祖母の代わり。
(私、偉い!)
お店の中には、「自称」貿易商の父親があちこちの国で買い付けてきた怪しいオブジェ達が、魔除けのように飾られている。(不気味な物もあるのよねー)
だからといって怪しいグッズ売りの店ではなく、お鍋やお皿にカップ、はさみに包丁、お茶にちょっとしたお薬まで、この街の人たちに役立つ色々な雑貨を代々に渡って売ってきている。
五月の柔らかな風を受けて、暖かな日の光がガラス戸から見える街並みを輝かせてる。
きっと風の色は緑色に違いない。
本業休業の看板の掛かる、雑貨屋「メル」
今日も私は、この「メル」でお店番。
三日前から風邪で寝込んでいる祖母の代わり。
(私、偉い!)
お店の中には、「自称」貿易商の父親があちこちの国で買い付けてきた怪しいオブジェ達が、魔除けのように飾られている。(不気味な物もあるのよねー)
だからといって怪しいグッズ売りの店ではなく、お鍋やお皿にカップ、はさみに包丁、お茶にちょっとしたお薬まで、この街の人たちに役立つ色々な雑貨を代々に渡って売ってきている。
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