魔法使いの森と魔女の館
花柄のカーテンの隙間から、街の音と一緒に朝の光が差し込む。
壁に掛かっている時計は7時をさしていて、時間が進むにつれて針が描く図形が変わっていく。

シルキーは私の枕元で丸くなっていて、寝息と一緒にお腹が上下にが動いている。

それは遠い昔の記憶の中の揺りかごに似ていて、いつまでも一緒に寝ていたいけど、そうもいかない私。
シルキーを起こさないようにゆっくりとスリッパを履くつもりだった。

だったんだけど…。
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