【続】清華魔法学園〜未来選択編〜











「押し返せないんだったら逃げろよ」







怜桜だ。







トンッ







無表情な怜桜に腕を引かれて怜桜の胸に体を預ける形になる。






いや、これはこれで悠から離れることは出来たけどさ。








「あ、ありがと、怜桜。離れようか」







今度はアンタとの距離が近くなったでしょーが。





怜桜にお礼を言いながらも後ろから怜桜に支えられるこの態勢にももちろん耐えることが出来ずすぐに離れようとする。






が。







「何で?」







それは怜桜に後ろから手を回され、抱きしめられたことによってできなかった。








「なっ、何でじゃねぇーよっ!!!離れたいからの一択だよ!!!」






「俺は離れたくないんだけど」






「私は離れたいね!!」









先程とあまり変わらない状況に(相手が違うだけで)心臓がバクバクと音を大きく立てて加速していく。











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