【続】清華魔法学園〜未来選択編〜











「逃げればいい」






「どうやって!!?」







感情の起伏0みたいな声でさも当然のように怜桜にそう言われたが相手は男の子だ、私のこの一言が妥当だろう。






でも、心臓がこのままでは爆発してしまうっ!!!



どーする、どーやって逃げる!!?








「はーい、これで紗久はもう逃げられません、残念でした」






「……っ!!!」







ギュッ







どうにか逃げようと考えていると悠に前から抱きしめられて逃げ場がとうとうなくなってしまい、言葉を詰まらせる。







怜桜と悠に板挟みにされて心臓がMAXでうるさい。




誰か、助けてくれ。








『プレイヤー認識。移動します』







パァァァァァァッ







突然。




機械的な女の人の声が頭に響くように聞こえたと思うと私たちの周りを青白い光が囲む。








な、何!!?













< 155 / 255 >

この作品をシェア

pagetop