【続】清華魔法学園〜未来選択編〜











「んもぉ、男共ったらうるさいわねぇ。さっさと優勝して望みの願いを叶えてもらいましょ、行くわよ!!」







ぎゃーぎゃー騒いでいるお兄ちゃんたちを横目に大きなサイコロをまずは1番手のチーム先輩後輩のコタが投げる。





何故、こんな迷惑なすごろくにみんな文句一つ言わず参加しているのか。






それは……






「優勝チームには何と!!この最新コンピューターと魔法を融合させたごろうちゃんプレゼンツ、アナタの願いを何でも叶えます券が与えられるんや!!」






と言った学先輩のこの一言があったからだった。







皆さん、欲望に忠実なんですよね。



もちろん、私も例外ではないですが。








コロンッ








「「「「……………………」」」」」









コタが投げたサイコロが止まったので、全員がそのサイコロの目に注目する。







出た数字は………







「やったぁ!!6よ!!アタシってばやっぱり何か持ってるのね!!翼きゅーんっ、一緒に一晩過ごしましょーねぇ!!」






「過ごすかっ!!俺の貞操が危ういわ!!」








サイコロの目は6。




出た目に大喜びして翼先輩にウインクをするコタに血の気の引いた表情で本当に嫌そうに翼先輩が叫ぶ。







いきなり6ってコタ凄い。




でも6コマ目って確か……















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