【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
「行くぞ、大和」
「はい、玖音先輩」
くるりとこちらに背を向けて玖音先輩が歩き出したのを見て大和も歩き出そうとする。
が。
大和は少しだけ足を止めてこちらを向いた。
「あの人の優先事項は紗久ちゃんだ。1人で紗久ちゃんのために戦っているバカな人なんだよ。こんなことになる前にどうすることも出来なかった俺にも非はあるから」
大和が辛そうな笑顔で。
俺にそう言った。
その言葉の真意は?