【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
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「………大凶」
「ププッ」
あの後人混みの中、何とかお参りを済ませて、毎年恒例、おみくじタイム。
何を引いたのか聞かなくてもわかりやすく落ち込んでいるお兄ちゃんを見て私は小さく笑った。
「お兄ちゃん、どんまーい」
慰める気ゼロの声をお兄ちゃんにかけながら早速私のおみくじも見てみる。
「…………」
中吉。
可も不可もなくな結果にただただ無言になる。
これはこれで面白くない。
こんなおみくじさっさと木に付けてこよう。
おみくじの内容をさらさらーっと読むとさっさと木の元へ向かう。
よし、ここに付けよう。
早速決めた場所へおみくじを付ける。