【続】清華魔法学園〜未来選択編〜

「………わかりました。ただ無茶だけはしないでくださいよ？」







私だって一応この不思議の国の迷宮を攻略に来た(ほぼ巻き込まれてだけど)参加者だ。






試練を乗り越えたいし、その為ならもちろん協力だって厭わない。







ため息をつきながらも翼先輩に返事をするとすぐに意識を集中させる。







魔力くらいその為ならいくらでも放出しましょう。








ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧｯ







私から眩い白い光が放たれる。




この空間いっぱいに溢れかえる美しくも幻想的な私の魔力。







「翼先輩！！お願いします！！」







「おお！！相変わらずバカでけぇ魔力だな！！任せとけ！！」








魔力放出をしながら、必死に叫ぶ私にニカッと翼先輩が笑う。





そしてその大量に溢れる魔力を自分のものとし、操れるように集中した表情を浮かべた。