【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
「………わかった。必ず追いついてね。待ってるから」
少し間を開けて、紗久から覚悟を決めた強い意志を感じる言葉が発せられた。
もちろん、紗久の望みなら必ず追いつくよ。
「闇よ、他の者の動きを制御せよ」
「水よ、他の者を目的の場所へ導け」
怜桜が冷静な声で大和の動きを制御するよう詠唱を唱え、俺はその隙を見て紗久を地下へ導くために詠唱を唱える。
パァァァァァァッ
「紗久!!その魔法を頼りに地下室まで突き進むんだ!!」
「わかった!!」
俺の言葉に返事をすると紗久は全速力で走り出した。
さーてと。