【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
嫌な予感見事に的中!!
バァァァァァァンッ
強い光と光が激しくぶつかり合う。
「………クソがっ」
溢れかえる魔力と魔法で息をすることさえ少し苦しく感じるこの空間の中で翼先輩が悔しそうに小さく毒を吐く。
さすが翼先輩と珠樹だ。
百花に所属するだけあって他人の魔力で魔法を使うなんて無茶、難なくこなしてしまう。
ギギギッ
ミシミシミシッ
迷宮が先ほどよりも大きな魔法のぶつかり合いにより、本格的に悲鳴をあげ、壊れ始めるのが目に入る。
このままではやばい。
迷宮もやばいし、何よりも私が………。