【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
「て!!僕の話をちゃんと聞いているのか!!?2人とも!!?」
「「いや、全く」」
「くっ、そんな事だろうと思ったぞ!!」
俺と悠の反応を見てノエルが悔しそうに下唇を噛む。
ノエルはだいたいいつも同じ話を永遠とするからな。
真面目に聞く方がバカだ。
「紗久が全力で守った世界だろう。俺たちがその世界を守り抜かなくてどうする?」
真面目な顔して。
ノエルが俺たちに問いかける。
「わかってるよ、ねぇ、怜桜」
「あぁ」
悠が当然のように答え、俺に話を振ってきたので、俺も当然のように答えた。
当たり前だ。
紗久が愛して守り抜いたこの世界を俺もまた守りながら生き抜くことが俺の生きる意味なのだから。