【続】清華魔法学園〜未来選択編〜










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スーッスーッ





規則正しい呼吸音。




透明なカプセルの中に入れられて眠り続けるのは大人びた美しい女性の紗久。






見慣れてしまったいつもの光景。





少しだけ違うとするならばカプセルが一つ増え、そのカプセルの中には玖音が眠っているということ。






眠る姿はどちらも美しい兄妹。




1人は世界を救って眠った英雄で、1人は世界を壊して眠った反逆者。






どちらも美しい眠り姿なのだが、望んだものは正反対のものだった。







「必ず目覚めるとか言って、相変わらずスヤスヤ眠っているね、紗久」






悠が数日前のことを懐かしみながら紗久のカプセルに触れる。







「あぁ、それでも紗久を信じて待つと決めたのは俺たちだろ」





「うん、そうだね」






俺の淡々とした言葉に悠がいつものように返事をする。
















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