【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
「つ、翼先輩っ、こ、これ以上は……っ」
ガクッ
自分の体重を支えきれなくなり、膝から力なく崩れ落ちる。
一気に魔力を2人にも最大限に使われ、私の体もこれ以上ないほどに悲鳴をあげていた。
体の奥底から焼けるような感覚が私を襲う。
それは魔力の暴走とよく似た感覚だった。
「なかなかやるね!!翼先輩!!」
「珠樹こそ!!伊達に喧嘩売ってきたわけじゃねぇーな!!」
私の必死の訴えが全く聞こえていないのか、珠樹と共に翼先輩はこの高度な、もはや試練とは呼べない戦いを楽しむように笑う。
お互いに止める気配なし。
「こ、こんの……っ」
あ、だめだ。