【続】清華魔法学園〜未来選択編〜










「もう倒れて眠り続ける紗久なんて見たくない」






ギュッ





今にも消え入りそうな玲桜の切なげな瞳が私を捉え、そして私の右手を握りしめる。





その手はまるで私の手を、いや、私のことをもう二度と離さないと誓っているようだった。







「な、何言ってるの。倒れることなんて今回が初めてくらいだし、そもそも眠り続けるって夜はいつもそうじゃん」






訳がわからなくて驚きながらも体を起こし、半笑いで玲桜に答える。





何を心配する必要があるの?







「あぁ、そうだよな。今回が初めて倒れたくらい健康バカだし、夜なんていつも寝言いいながら眠り続けているのに」






軽く私のことをディスりながらもどこかを切なげに見つめる玲桜。




…………そんな顔してなかったら軽くパンチを食らっていたぞ、玲桜よ。













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