【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
「悠しんどそうだったよー。だから今日、学先輩に解熱剤もらおうと思ってさ」
昨日の晩、悠がインフルエンザになったと人伝てに聞いて、こっそり悠のお見舞いに行った時のこと。
あの悠が珍しく表情を歪め、苦しそうに息をしていたことを思い出す。
悠も魔力が高いから相当しんどいだろう。
「ちょっと、待ちなさい。アンタその言い草、悠くんに会った訳?」
「え?うん。昨日の夜に」
悠の話をする私を見てどんどん顔色を変えていく友江にキョトンとして答える私。
そして……
ガタッ
友江は朝食を持って席を立っていた。