【続】清華魔法学園〜未来選択編〜
「ゔぅぅ」
酷い汗。
体温が上がりきった熱い体から汗が止まらない。
「はぁ、はぁ」
熱にやられ、朦朧とする意識の中、夢と現実の間が曖昧になり、ぐちゃぐちゃに混ざる。
ゆっくりゆっくり暗い闇へ落ちていく。
これは現実?それとも夢?
「紗久……」
私の頬に誰かが優しく触れる。
壊れ物を扱うように優しく、慎重に。
そしてそれは私の意識を現実へ確実に引き戻した。
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