ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
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授業も終礼も終わり、荷物をまとめ席を立つと、同じように席を離れた真衣と目があった。
真衣はクラスメイト達に「バイバイ」と手を振りながらこちらへやってくる。
「茜、昼に話してたクリスマスパーティーのことなんだけど」
私は真衣の方を振り向きながら、申し訳なさそうな表情を心がける。
昼間、真衣が私を評していた『人づきあいが苦手』とはまさにその通りで、
笑うにしろ何をするにしろ、意識しないとできない。
身構えてしまうのかもしれない。
いつでも笑っている真衣は、どうして自然とできるんだろう。