ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
「できました」
「うん。じゃあ、切った野菜をこの大皿に盛り付けてくれ」
「盛り付け」
「鍋に入れるから適当に並べてくれたらいいぞ」
そうは言われても、小さな見栄くらい張りたい。
できるだけ綺麗に見えるように盛り付けていく。
上半分に白菜をこんもりと盛り、その手前右側にはえのきを白菜に立てかけるように置く。
左側には白ネギだ。
「豆腐は8等分に切って、こっちの皿に並べて」
「はい」
切った豆腐を皿に移した。