ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

それでも、今回は何も気にならなかった。


ずっと感じていた気まずさを感じず、自然でいられた。


食後、お皿を洗いながら、そんな変化を不思議に感じていた。


        ☆


お父さんは火曜日も仕事を休み、水曜日に出社をした。


食事量や内容は普通に戻っていて、顔色も良かった。


体調は問題なさそうで、ホッとしながら出勤するお父さんを見送った。


それが朝のことで、夕方、私は学校を終えて家に帰った。


家では崇さんが待ち構えていて、外へ遊びに誘われた。

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