ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
室内ではなく玄関前の人感センサーのライトだ。
門扉の前に誰かが座り込んでいて、それにライトは反応していた。
誰?
少年だろうか。
ライトの明かりにぼんやりと照らされた髪の毛はどうやら金色。
明かり一つという頼りなさでは顔までわからない。
金髪の知り合いなんていないので、恐らくは知らない人だ。
少年の横にはバイクが止められている。
目を凝らして見ると、少年は空を眺めながらタバコをふかせているようだった。
それはかっこよく思えるくらい様になっているけど……ヤンキー?