ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

室内ではなく玄関前の人感センサーのライトだ。


門扉の前に誰かが座り込んでいて、それにライトは反応していた。


誰?


少年だろうか。


ライトの明かりにぼんやりと照らされた髪の毛はどうやら金色。


明かり一つという頼りなさでは顔までわからない。


金髪の知り合いなんていないので、恐らくは知らない人だ。


少年の横にはバイクが止められている。


目を凝らして見ると、少年は空を眺めながらタバコをふかせているようだった。


それはかっこよく思えるくらい様になっているけど……ヤンキー?

< 25 / 445 >

この作品をシェア

pagetop