ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

関わりたくない。

それが率直な感想だ。


足を後ろに引こうとして、ジャリッと音が鳴った。


整えられたアスファルトの道路だというのに、小石か何かを踏んでしまったようだ。


小さな音で、この距離で聞こえるはずがない。


それなのに、少年は顔をこちらに向けた。


睨みつけるような瞳と目があった。

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