ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
「そっか。そうだな」
穏やかな顔になる崇さんを見て、この選択肢が間違いではないんだなと安堵した。
今からでも間に合うはず。ゆっくりと進んでいこう。
そうこうするうちに、スーパーに到着した。
崇さんはカゴを持って店内に入る。
「とりあえず、献立を考えながらグルッと一周するか。何か気になるものがあったら教えてくれ」
「わかりました」
野菜売り場、鮮魚、肉、お惣菜やお弁当の売り場などを見る。
色んなものが売っていて、目が回りそうだ。
魚にしても何種類もあって、それぞれ、どういう料理にしたら美味しいのかも知らない。
どれを買えばいいのかわからない。