ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

顔を拭くと、ダイニングへ向かった。


のんびりする時間はないけど、お腹がとても空いていた。


昨夜、晩ご飯を食べていないので当然だ。


朝ご飯を食べないことには昼までもたない。


食卓にはメモ用紙が置かれていて、なんだろう、と手に取って読んだ。


メモはお父さんからだ。帰宅が遅くなったことへの謝罪と、

今日も仕事で朝が早いので先に行くという内容だった。


「帰ってきてたんだ……」

< 322 / 445 >

この作品をシェア

pagetop