ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

チンと鳴ると同時に気づいた。


慌てて、もう一度冷蔵庫を開ける。


当たり前ではあるが、さっき見た通りの光景が広がっている。


でも、いつもの光景とは少し違った。


「やっぱり。なんで?」


いつもより、タッパーの数が少ないように感じる。


月水金で崇さんに来てもらっているうち、

金曜日は土日の分も必要で、一番作り置きの量が多くなる。


それなのに、他の曜日と同じか、あるいは他の曜日よりも少ないくらいかもしれない。


次に家政夫さんが入るのは明後日の26日。


これで足りるんだろうか。

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