ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
12年分の想い
「何、これ……」
一つを取り出し、手に取ってみる。
すると、プレゼントらしき山が私に向かって倒れてきた。
「え、きゃあ!」
何個か受け止め、崩れるのを止めようとしたが、見事に崩れてしまった。
周りを確認すると、クローゼットの中に少し残し、
残りはクローゼットの前や少し離れた場所まで散乱している。
私は手に持っている包みを見た。
それはピンクの花模様の包装紙に、赤い花の形をしたリボンが付いている。
もうひとつは、緑色の無地の包装紙に赤いリボンだ。