ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
一つ一つ並べながら数えていく。
数えるにつれ、予測が確信に変わっていく。
全部で24個あった。
私はプレゼントの前でへたり込んだ。
お母さんが亡くなったのは4歳のときと聞いている。
その次の年、5歳、6歳と指折り数え、去年の16歳で12個。
かける2をして24個。
今年の分は、一つがリビングに、もう一つはどこか別の場所?
「オレの想像通りか?」
覗き込む崇さんを、私は呆然と見上げた。
「合ってると思う……。お母さんが亡くなってからの、誕生日とクリスマスのプレゼント」