ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー

それでも、無条件に隣にいてくれるお父さん。


出会ったばかりなのに、ここまで着いてきてくれる崇さん。


友人として手がかかるだろうに、ずっと友達でいてくれる真衣。


そして、恐らく空から見守ってくれているだろうお母さん。


周りには四人もの人がいた。


私はたくさんの星を見ないようにしていたように、そばにいてくれる人から目を背けていたんだ。


こんな私を思ってくれる、みんなの気持ちに応えたい。


みんなが困ったときには、今度は私も力になりたい。


優しさを返したい。


私は一人じゃない。

< 391 / 445 >

この作品をシェア

pagetop