ヒトツボシ ーヤンキー家政夫と美味しい食事ー
メモをはがして読むと、昼の3時から買い出しや掃除をしに来て、
よかったら私の学校のあとに料理を教えるとのことだった。
手伝いではなく、教えるになっている。
あれはやっぱり手伝ってほしかったのではなく、教えるという崇さんの好意だったようだ。
あれだけ嫌がっておいて厚かましいかもしれないけど、教えてもらえるなら教わりたいと今は思う。
私だって料理くらいできるようになりたいんだ。
さらに読み進めると、バイトなどで都合のつかない日があれば連絡してほしいと、
LINEのIDと電話番号まで書いている。
どういった料理を作り置きしているのかも書いてあるけど、それらの確認は明日でもいいだろう。
「嫌そうにしてたのに、変な人」