あんたの代わりは、いないから。



*

.


+゚



__キーンコーンカーン……



眠気で意識が飛ぶ直前、
不意に聞こえたチャイムの音。



「……ん、やばい。
2時間目始まっちゃった…」



そんなことを呟きながら、
あたしは頬をポリポリ掻く。



「……ま、いっか」



__誰もいない保健室。



1番窓側にある、白いベッド。



いつもの定位置、お気に入りの場所。


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