あんたの代わりは、いないから。
マブダチと後輩くん。
次の日。
あたしは、朝の気だるいホームルームを
いつもの如く、寝て過ごしていた。
すると……
「おい」
と、聞き慣れた声が上から降ってくる。
「なにーわたる」
あたしは寝ながら答えると
なぜか聞こえた彼の舌打ち。
そして、あたしは机に突っ伏していた頭を
無理やり持ち上げられた。
耳元には、手の温もり。
目の前には、綺麗に焼けた顔がある。