あんたの代わりは、いないから。
*
.
+゚
「茉梨乃ちゃーん。おーい」
「ん……」
大好きな人の声で、目を覚ます。
ああ、なんて最高なんだろう。
「茉梨乃ちゃーん?
もう昼休み終わっちゃうよ」
「ん……さくら先生
次もここにいて良いですか」
「だーめ!ほら、起きて起きて」
そう言って、
あたしからブランケットを取りあげる。
「…さくら先生があたしのお母さんだったら
幸せなのになー」
「あら…!そんなこと言っても
サボらせないからねー?嬉しいけれど」
「えー。本心なのにー」
そう言って、あたしはベッドから起き上がる。