君が思い出になる前に…
「絵美は?絵美の初恋っていつなの?」質問を返した。
「祐ちゃんだよ!」すまし顔で絵美が答えた。
「うっそ~!」
頭が良くて美人で、誰にでも優しい、男子の憧れの的の絵美が、そんな訳ないだろう。
「ホントよ!」
「信じられないなぁ!」
「ホントだってば!あたし、興味無かったの、今までそういう事に…」
「興味?」
「うん、男の人にも恋愛にも」
「そ、そうなの?」「うん」
「じゃ、なんでおれは良かったの?」
「ん~、なんでかなぁ。よくわかんない。多分、惹かれたところがあったんじゃないかなぁ。でも今は違うわよ!はっきりちゃんと分かってるもん!」
「どう分かってるの?」
「祐ちゃんが…」
「え?何?」
なにか絵美が小声で言ったけど、雨が傘にあたる音で半分ぐらいしか聞こえなかった。
「祐ちゃんが…、大好きって言ったの!」
恥ずかしそうに言う絵美。
聞いたおれまで恥ずかしいんですけど。
多分ふたりとも顔を真っ赤にしてたと思う。
「初恋って実らないってよく言われてるよね。祐ちゃんは、どう思う?」
「さぁ~、どうなんだろうね」
おれの過去の経験では、あと数十日の交際なんだよな。おれと絵美。
「ねぇ、賭けようか?」
「なに?賭けって」「あたしたちの交際は、ずっと続くの!大人になってもずっと!あたしは、この初恋がずっと続くっていう方に賭ける!」
凄い思われようだなぁ。初恋って…。そんな風に改めて言われると、かなり恥ずかしい。
それにずっと続くって?
それって、いずれ…?
なんか緊張しちゃう。やっぱりそれ、恥ずかしいよ。
でもそんな事、無理なんじゃないかなぁ?
いずれ相手の嫌な部分が見えてきたりして、別れてしまうもんだよ、普通はね。でも今は違う。
ずっと一緒にいたい、本気でそう思っている。
「祐ちゃんだよ!」すまし顔で絵美が答えた。
「うっそ~!」
頭が良くて美人で、誰にでも優しい、男子の憧れの的の絵美が、そんな訳ないだろう。
「ホントよ!」
「信じられないなぁ!」
「ホントだってば!あたし、興味無かったの、今までそういう事に…」
「興味?」
「うん、男の人にも恋愛にも」
「そ、そうなの?」「うん」
「じゃ、なんでおれは良かったの?」
「ん~、なんでかなぁ。よくわかんない。多分、惹かれたところがあったんじゃないかなぁ。でも今は違うわよ!はっきりちゃんと分かってるもん!」
「どう分かってるの?」
「祐ちゃんが…」
「え?何?」
なにか絵美が小声で言ったけど、雨が傘にあたる音で半分ぐらいしか聞こえなかった。
「祐ちゃんが…、大好きって言ったの!」
恥ずかしそうに言う絵美。
聞いたおれまで恥ずかしいんですけど。
多分ふたりとも顔を真っ赤にしてたと思う。
「初恋って実らないってよく言われてるよね。祐ちゃんは、どう思う?」
「さぁ~、どうなんだろうね」
おれの過去の経験では、あと数十日の交際なんだよな。おれと絵美。
「ねぇ、賭けようか?」
「なに?賭けって」「あたしたちの交際は、ずっと続くの!大人になってもずっと!あたしは、この初恋がずっと続くっていう方に賭ける!」
凄い思われようだなぁ。初恋って…。そんな風に改めて言われると、かなり恥ずかしい。
それにずっと続くって?
それって、いずれ…?
なんか緊張しちゃう。やっぱりそれ、恥ずかしいよ。
でもそんな事、無理なんじゃないかなぁ?
いずれ相手の嫌な部分が見えてきたりして、別れてしまうもんだよ、普通はね。でも今は違う。
ずっと一緒にいたい、本気でそう思っている。