君が思い出になる前に…
筋力がまだ元に戻ってはいないが、通常の生活には支障ないぐらいになっている。


「ありがとうございます」

紀子が頭を下げた。

これでおれと紀子の繋がりは無くなる。

明日からは、文字通り別々の世界が広がっている。


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